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弦楽四重奏曲第4番 (メンデルスゾーン) : ウィキペディア日本語版 | 弦楽四重奏曲第4番 (メンデルスゾーン)[げんがくよんじゅうそうきょくだい4ばん]
弦楽四重奏曲第4番 ホ短調 作品44-2は、フェリックス・メンデルスゾーンが1837年に作曲した弦楽四重奏曲。1839年に改訂を施されている。 == 概要 == ごく幼い頃から室内楽曲を手掛けていたメンデルスゾーンは弦楽器を用いた書法、自然な形で大きな演奏効果を引き出す方法を熟知していた。メンデルスゾーンの熟練の筆致による作品にはシューベルトやドヴォルザークの弦楽四重奏曲に見られるようなぎこちなさはなく、まさに弦楽四重奏のための音楽が繰り広げられる〔。この作品も洗練された内容を持つものに仕上がっている。 メンデルスゾーンが『弦楽五重奏曲第1番』の完成以来、遠ざかっていた室内楽の分野に再び着手することになったのは1837年初頭のことであり、6月18日にこの曲がまず書き上げられた。その後、フェルディナント・ヒラーに主に4楽章について大きな改訂を施したことを報告している。以降、1838年に『第5番』と『第3番』がこの順に作曲されてOp.44としてまとめられた〔。これ以前に書かれた『第1番』と『同第2番』はベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の影響下にあり、それらの楽曲を研究した成果が存分に示されていた。一方、Op.44からはメンデルスゾーン独自の語法が開花していく様が窺える〔。 初演は1837年10月29日にライプツィヒで行われ、第2楽章がアンコールされるなどして成功を収めた。パート譜が1839年6月、総譜が翌1840年11月に出版された。Op.44の3曲はまとめてスウェーデンの元王太子ヴァーサ公グスタフに献呈されている〔。
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